『みいちゃんと山田さん』のアニメ化に反対します。
当事者を傷つける見え方のまま、広げないでください。
『みいちゃんと山田さん』のアニメ化に反対します。 当事者を傷つける見え方のまま、広げないでください。
- 提出先:講談社、アニメ化の関係者、制作委員会の関係部署
活動詳細
現状と問題
『みいちゃんと山田さん』は、2012年の歌舞伎町を舞台に、知的・発達特性が強く示唆される新人のみいちゃんが、キャバクラから性風俗、売春へと追い込まれ、最終的に殺害される過程を描く作品です。
かわいらしい絵柄と感情移入しやすい物語の形で見せることで、深刻な現実が「人間ドラマ」として消費されやすくなる点に、私は強い違和感を持っています。
とくに、知的・発達特性のある人が、トラブルを起こしやすく、性的に利用されやすい存在のように受け取られてしまう構造は見過ごせません。
すでに現実社会では、「みいちゃん」という呼び方が、知的・発達特性のある人をからかう蔑称として使われることがあります。
その偏見を、声や動きや音楽を伴うアニメでさらに広げれば、当事者への差別を強めることになります。
また、性売買を「生きづらさを抱えた人が行き着く場所」として描くことは、搾取の構造を見えにくくします。
性売買は、個人の自由な選択として片づけられるものではありません。
買う側の加害性と、売られる側のつらさを曖昧にしたまま広げることに、私ははっきり反対します。
実際に、小学校から高校までの学齢期では、発達特性ある子や生きづらいタイプの女の子を蔑視するミームとして広まり、生きづらさを抱えながらも社会に出て懸命に働く女性たちにも、発達特性の蔑称として「みいちゃん」が使われるようになっています。使う人たちが悪いだけでは済まされません。
さらに、2026年7月26日は、相模原市の障害者施設・津久井やまゆり園で19人の知的障害のある人々が殺害された事件からちょうど10年です。
優生思想による差別と暴力を忘れず、犠牲者を悼む日に、知的・発達特性を強く連想させる人物が性的に搾取され、殺害される物語の大規模な映像化を進めることは、あまりに無神経です。
私は、この流れをそのまま広げることに強い危機感を持っています。
発起人より
私がこの作品のアニメ化を知ったとき、胸の奥に冷たいものが広がりました。
かわいらしい絵柄で、知的・発達特性のある人が追い込まれていく姿を広く届けることに、私はどうしても納得できません。
現実には、特性のある人がからかわれたり、都合よく扱われたりする場面が今もあります。
その偏見に、さらに強い形で火をつけるような広がり方を、私は見過ごしたくありません。
しかも、性売買のつらさや搾取の重さが、物語の力でやわらかく包まれてしまうことにも強い恐れがあります。
人の痛みが消費されるのではなく、尊厳が守られる形で伝わってほしい。
私はそう強く思っています。
私たちが求めること
私たちが最も強く求めることは、『みいちゃんと山田さん』のアニメ化を見直し、当事者を傷つけるおそれがある表現を止めることです。
・知的・発達特性のある人を、安易に笑いや消費の対象にしないでください。
・性売買の場面を、見世物のように広げる作り方をやめてください。
・アニメ化するなら、当事者への配慮と表現の大きな見直しを行ってください。
実現したい未来
誰かの弱さや特性が、見世物として扱われない社会にしたいです。
作品が人の苦しみを描くなら、なおさら当事者への敬意が必要です。
安心して受け取れる表現が増えれば、傷つく人は減ります。
子どもも大人も、偏見ではなく思いやりで人を見ることができる。
そんな当たり前を、私たちは守りたいのです。
署名のお願い
どうかあなたの署名で、このアニメ化に待ったをかけてください。
当事者を傷つける見せ方を広げないために、一緒に声を上げてください。
参考元
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