熊本県八代市イグサ農家 豪雨被害支援プロジェクト
―未来へつなぐ畳文化を守るために―

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熊本県八代市イグサ農家 豪雨被害支援プロジェクト ―未来へつなぐ畳文化を守るために―

  • 提出先:熊本県八代市(自治体)
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作成者:イグサのたかちゃん

活動詳細

■ はじめに(活動の目的や概要)

令和7年8月11日、熊本県八代市を襲った記録的豪雨により、日本の伝統的な畳文化を支えるイグサ農家が甚大な被害を受けました。全国イグサ生産量の約9割を占める八代市のイグサ産業は、畳としての日本の住文化の根幹を成す重要な産業です。

本プロジェクトは、クラウドファンディングを通じて寄せられたご支援を熊本県八代市へ提出し、被災した農家の復旧・再建に役立てていただきます。被災したイグサ農家の皆様が一日でも早く生産活動を再開し、千年以上続く日本の畳文化を次世代に継承するための緊急支援を目的としています。皆様からのご支援により、農機具の修理・購入、圃場の復旧、そして農家の生活再建を支援し、八代市の誇る伝統産業を守り抜きます。

■ 活動立ち上げの背景・理由

令和7年8月11日、大雨特別警報が発令された熊本県八代市ではかつてないほどの記録的な豪雨に見舞われました。この災害により、イグサ農家では以下の深刻な被害が発生しています:

  • 収穫直後のイグサやゴザの浸水・乾燥施設や織機などの専門農機具の破損・水没
  • 作業場や倉庫の浸水による製品・資材の損失
  • 土砂流入による圃場の機能停止

イグサ栽培は、苗づくりから収穫、乾燥、織り上げまで約2年を要する繊細な農業です。今回の被害により、多くの農家が来年の作付けすら困難な状況に陥っています。このまま放置すれば、貴重な技術継承者である農家が離農を余儀なくされ、千年続く日本の畳文化が失われる危機に直面します。


■ 社会がかかえる問題点は何か?

八代市のイグサ農家が直面する深刻な課題

  1. 伝統産業の存続危機
    • 全国イグサ生産量の9割を占める八代市の地位が脅かされている
    • 高齢化と後継者不足に加え、災害による離農リスクが急増
  2. 地域経済への打撃
    • イグサ関連産業に従事する市民の雇用と収入源の喪失
    • 関連業者(市場、問屋、機械メーカー、運送業者、加工業者等)への連鎖的影響
  3. 文化的価値の消失リスク
    • 1300年以上続く畳文化の技術継承が困難に
    • 日本の住文化の象徴である「和室」文化の衰退加速
  4. 復興資金の不足
    • 個人農家では高額な専門機械の再購入が困難
    • 行政支援だけでは迅速な復旧に限界
  5. 風評被害の懸念
    • 災害により「八代産イグサ」ブランドの信頼性に影響の可能性

■ 活動内容の詳細

支援対象: 令和7年8月11日豪雨で被災した八代市内のイグサ農家

具体的支援内容:

  1. 農機具・設備復旧支援
    • 乾燥機、織機、選別機等の専門機械の修理・購入費支援
    • 作業場・倉庫の修繕費用支援
  2. 圃場復旧支援
    • 土砂撤去・排水設備復旧費用
    • 来年作付け用の苗床準備支援
  3. 生活再建支援
    • 農家家族の当面の生活費支援
    • 代替収入確保までの繋ぎ資金
  4. 技術継承支援
    • 若手農家への技術指導継続のための環境整備
    • イグサ栽培技術の記録・保存活動

支援の流れ:

  1. 八代市による被災農家の実態調査と支援ニーズの把握
  2. 緊急度・必要性に応じた支援の優先順位付け
  3. 農機具購入・修理費用の直接支払い
  4. 復旧状況の定期報告と透明性の確保


■ エール(寄付金)の使用法

募金の具体的使用計画:

  • 農機具・設備復旧費(乾燥機、織機、選別機等)
  • 圃場復旧費(土砂撤去、排水設備、苗床整備)
  • 農家生活再建支援金
  • 技術継承・記録保存活動費
  • など

支援金支給の透明性確保:

今回いただいた義援金につきましては、熊本県八代市と連携し、被災されたイグサ農家の復旧支援や、伝統産業を未来へつなぐための活動に大切に活用させていただきます。

また、使途や進捗については、活動報告書やホームページ、SNS等を通じて随時公開し、ご協力いただいた皆さまに分かりやすくご報告してまいります。


◾️目標金額:3000万円

熊本県は、8月の記録的大雨により、農林水産関連で 約400億円 に上る被害が出ていると発表しました〔FNNプライムオンライン/テレビ熊本, 2025年9月6日報道〕。


https://x.gd/lLlgc

特に農業被害が深刻で、八代市を中心とする「イグサ」農家も甚大な影響を受けています。

報道によれば:

•加工前のイグサや畳表の被害:169トン・約7,366万円

•畳を織るための機械類の被害:約1,000台が浸水

•農作物や農地への被害も含め、被害総額は今後さらに増える可能性あり

このような状況は「イグサの産地として存亡の危機」とも言われ、日本の伝統文化である畳を支える基盤が失われかねない事態です。

この現実を踏まえ、私はクラウドファンディングの 目標金額を3,000万円 に設定しました。すでに開始時点から多くの寄付金が集まっており、皆さまからの温かいご支援に心より感謝しております。

期間(10月31日)までに集まった金額から、voiceへの手数料(事務手数料や決済手数料など)を除いた全額を寄付します。

この資金は、熊本県八代市(自治体)に提出し、上記の使用法のとおり豪雨で被災したイグサ農家の復旧支援、日本の伝統文化であるイグサ、畳の伝統継承に役立てていただきます。

※募金に対して返礼品等はございません。あらかじめご了承ください。

※Voiceのシステム利用料として決裁時に一律110円(税込)が加算されます。


◾️協賛企業さま募集について

今回のプロジェクトでは、個人の皆さまからのご支援に加えて、
企業・団体の皆さまにも「協賛企業」(パートナー・サポーター)としてのご協力をお願いしております。

日本最後のイグサ産地を守ることは、単に農業を支えるだけではなく、
日本の伝統文化・住まい・環境を未来へつなぐことにつながります。

ご協賛いただいた企業様には、感謝の気持ちを込めて、以下の形でご紹介させていただきます。

・ナカヤマノウジョウ公式HPにて、社名・ロゴ・HPリンクを掲載

・報告書や活動資料における協賛企業一覧への掲載

地域・伝統文化支援の一環として、ぜひ御社のお力をお貸しください。
ともに「イグサの未来をつくる仲間」として歩んでいただけませんか。

協賛企業さまからいただいた協賛金もvoiceへの手数料(事務手数料や決済手数料など)を除いた全額を寄付します。

ご協力いただける場合は、下記メールアドレスまでご連絡ください。

お問い合わせ:igusa.nakayamanojo@gmail.com


■ 団体(代表)プロフィール:


団体:ナカヤマノウジョウ

代表:中山貴之(なかやま たかゆき)

通称:イグサのたかちゃん

熊本県八代市で国産イグサを未来に繋ぐために奮闘する農家。自然と人にやさしい“イグサづくり”をモットーにイグサ栽培に従事する。伝統的なイグサ栽培技術を守りながら、環境に配慮した持続可能な農業経営を実践。地域のイグサ農業を盛り上げるため、イベント出展や販路拡大にも積極的に取り組んでいる。

団体の主な評価実績:

  • ・2025年 熊本県い業大会「い草・い製品品評会」 
  •  い製品「熊本県知事賞」受賞 
  •  い製品「一等」受賞

 ・2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展

「イグサ農家の絆と日本の畳文化を絶やしてはならない」との強い使命感から、本支援プロジェクトの立ち上げを決意。


■ SNS・ホームページ情報

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