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コロナ禍前で同調バイアスがかかる前に見たとある記事には、2010年以降に行われたマスクの感染症に対する効果に関する3つの実験が書かれていた。
それぞれ、2つは対照実験の結果効果なし、1つは感染リスクが3倍になるというものだった。
3倍の根拠として、生活習慣などが絡む以下の要素などが挙げられていた。
・ビル風と同じ原理でマスクと肌の隙間から圧縮された高圧の空気が病原体(飛沫など)を鼻毛等のフィルターを突き抜けて体内に押し込こむため(マスクをつけてトイレに行ったときに匂いが強くなるのと同じ理屈)
・脱着の際マスクのフィルターに絡まった病原体に手などで触れてしまう
・病原体がたっぷりついたマスクを机などに置いて接触感染を誘発する
またマスクを着けての運動は、通常時より遥かに多く出る呼気中の水蒸気によりマスク繊維の目が塞がれ、酸欠、高炭酸ガス血症、熱中症などを引き起こす。
どれも重篤になれば最悪死に至るようなとても恐ろしい症状である。
特に酸欠や高炭酸ガス血症は、血中酸素の状態や意識朦朧などの症状はあの「一酸化炭素中毒」と同じものといえばその恐ろしさがイメージしやすいだろう。