経過報告

「“被害の訴え”をきっかけに、さらに傷ついた」――“いじめ重大事態”と認定された、その後の現実。

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2025/06/01
「“被害の訴え”をきっかけに、さらに傷ついた」――“いじめ重大事態”と認定された、その後の現実。

2024年5月、私の娘は中学1年の春を迎えたばかりでした。新しい友達、部活動、学校生活への期待。そのすべてが、たった数ヶ月で崩れ去ることになるとは思ってもいませんでした。

始まりは、演劇部内での些細な言葉のすれ違いからでした。しかし、それは次第に陰口、無視、仲間外れ、差別的なあだ名、そして謝罪の強要や精神的な圧力へと形を変え、娘の心と体を確実に蝕んでいきました。担任への相談をきっかけに、娘は加害者の1人から「先生が“あんたが悪い”って言ってたから謝れ」と言われ、逆に責められたのです。

その直後から、娘は登校中に激しい動悸や過呼吸、嘔吐、夜間のフラッシュバックなどの症状を訴えるようになりました。そして2024年12月、正式に医師から「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」との診断を受けました




■ 事実認定された「重大事態」――にもかかわらず

2024年8月25日、教育委員会はこの事件を「いじめ防止対策推進法」における“重大事態”として正式に認定しました。診断書も、学校提出の書面も、すべてが事実関係を裏付けていました

にもかかわらず、状況はまったく好転していません。

  • 学校は加害者側との「接触禁止措置」の徹底を行わず

  • 演劇部では加害者と顧問が談笑する光景を娘の目の前で繰り返し

  • 教育委員会は「第三者委員会の設置は必要ない」と拒否

  • 加害者保護者5名からは、連絡手段の受け取りも謝罪も一切なし

こうした対応により、娘は再び深く傷つき、完全な不登校状態に陥りました。




■ 本当にあった“構造的暴力”の記録

以下は、娘が実際に書いた手書きの陳述書の内容の一部です。

  • クラスメイトとの会話内容を盗み聞きされたうえで、部活動内で「告げ口女」として吊るし上げられた

  • 3人の加害者が、リストカットの跡を見せて心理的圧力をかけてきた

  • 毎朝、わざと自分以外の5人で「外し会話」をして仲間外れにされ、笑いながら自分を見つめていた

  • 被害を訴えたら、「あんたが悪いと先生が言ってた」と再度責められた

  • ついには「学校中から嫌われてるよ」と、繰り返し吹き込まれた

こうした記録は、本人がPTSD診断を受ける前に残した明確な“被害の証言”であり、診断書や学校提出資料と照らし合わせても一貫性を持っています



■ 形式だけの対応、責任を果たさない教育現場

私たち家族は、何度も学校と話し合い、加害者との分離登校や接触制限、再調査を求めてきました。しかし、返ってくるのはいつも「制度上難しい」「対応済み」の言葉だけ。

学校からの回答書には「加害者が反省していない場合は仕方ない」「第三者委員会は設置しない」と記されていました。そして、娘が苦しみながら訴えた加害者の談笑現場に、顧問教師が同席していたことも、明確に“見た”と報告しても、学校は「問題とは考えていない」と対応しませんでした。

このような現実に、私たち家族は声を上げました。2025年4月、私たちは警察署に対して刑事通告書を正式に提出しました。これ以上、被害を“なかったこと”にさせないためです。



■ この社会に、子どもが安心して声を上げられる場所はあるのか?

「いじめ重大事態」として正式に認定されても、「PTSD診断書」が出ても、学校と教育委員会は実質的な支援を拒み続けています。いま、娘は学校に一歩も通えず、心療内科への通院と自宅療養を余儀なくされています。

そして、この現実は娘だけのものではありません。厚生労働省のデータによると、精神疾患を理由に通院している児童・生徒数は年々増加し、特に中学生の「うつ状態」「不安障害」は過去最多を記録しています。にもかかわらず、学校現場では“軽視”され、制度の隙間に落ちていくのです。



■ 私たちが求めること(Change.org署名と共通)

このVoice署名は、以下の実現を求めています(Change.orgと連携):

  1. 加害者および保護者からの正式な謝罪と対話の場の設定

  2. 現在進行形の“接触・再加害”を防ぐための学校内措置の強化

  3. いじめ防止法に基づいた第三者調査委員会の設置

  4. 別室登校・出席停止等による空間分離の導入

  5. 医師と連携した精神的・学業的な支援体制の強化

  6. 学校内いじめ対策の見直しと実効性ある再発防止策

  7. 教育委員会・行政の対応内容の公開義務化

  8. 同様の事例を防ぐための制度改革と法的保護の確立


■ ご支援のお願い

これまでに、Voiceでは50名以上、Change.orgでは2,700名を超える方々が署名してくださっています。

それでも、学校や教育委員会が本気で動くには、「社会の声」が足りません。今も、娘のように「声を上げたら、さらに傷つけられた」子どもたちが、沈黙を選ばざるを得ない現実があります。

どうか、この記事を読んでくださったあなたが、

  • 署名すること

  • SNSで広めること

  • 周囲に伝えること

この3つの力で、「子どもが安全に声を上げられる社会」を一緒につくっていただけたら、心から嬉しく思います。


▶︎ 詳細・証拠のすべてを公開中(note連載)

Voiceでは書ききれない証拠・記録・学校とのやり取り・警察提出書類などを、noteで公開中です。ぜひご覧ください:

📘 note連載:
https://note.com/clean_harte7530

✍️ 署名ページ(Voice):
このページ最上部から、すぐに署名いただけます。


■私たちの闘いを支えてください
どうか、ひとつでも多くの“声”が、彼女の背中を押す力になりますように。

■ より詳しい内容をご覧になりたい方はホームページをご覧ください。
ホームページ → https://kanagawaschoolbull.wixsite.com/index
「いじめでPTSDを患った中学生と父の訴え:「もう、声を上げても無駄だ」と言わせないために」
「いじめ重大事態でPTSDを患う被害者を救う会」
代表:被害児童の父(m(小文字エム):@singlefather28)
連絡先メール:kanagawa.schoolbullying.group@gmail.com

「いじめでPTSDを患った中学生と父の訴え:「もう、声を上げても無駄だ」と言わせないために」ホームページ

◾️署名活動ウェブサイト「Change.org」
(Change.org Japan(チェンジ・ドット・オーグ):@change_jp)
「PTSDと不登校に追い込まれた中学生を支えてください。いじめを許さない社会を。 “No more bullying.”」
 → https://www.change.org/いじめ重大事態神奈川県
 → https://bit.ly/42Guqhn

「PTSDと不登校に追い込まれた中学生を支えてください。いじめを許さない社会を。 “No more bullying.”」

◾️署名活動ウェブサイト「Voice」
(署名サイトVoice【公式】寄付と署名@voicecharity1)
いじめ重大事態に認定された女子中学生と家族が、今も苦しみの中にいます。どうか声を届けてください。いじめ重大事態認定、PTSD診断、謝罪拒否。変わらない教育現場に問う。
いじめでPTSDを患う中学生と父が訴える“いじめ重大事態”の実態と父娘2人の闘い。(いじめ重大事態認定から半年、いじめから1年いまだ謝罪なし。重大事態調査の進展なし。)

 → https://voice.charity/events/5155
 → https://bit.ly/42HUY1V

いじめ重大事態に認定された女子中学生と家族が、今も苦しみの中にいます。どうか声を届けてください。いじめ重大事態認定、PTSD診断、謝罪拒否。変わらない教育現場に問う。いじめでPTSDを患う中学生と父が訴える“いじめ重大事態”の実態と父娘2人の闘い。(いじめ重大事態認定から半年、いじめから1年いまだ謝罪なし。重大事態調査の進展なし。)

◾️「note」クリエイター向けメディアプラットフォーム

「いじめ重大事態でPTSDを患う被害者を救う会」

 → https://note.com/clean_harte7530


【支援団体サイト】
https://kanagawaschoolbull.wixsite.com/index


「子どもが“助けて”と叫んでも、誰も本気で守ってくれなかった。」
その現実を、私たちは変えていきたいと願っています。


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